お役立ち情報 農機編

モミガラをなぜ田んぼに返すのか?

モミガラやわらは、腐植を増加させるのと同時にケイ酸を含んでいるので土作りには効果があります。
 土壌は、腐植が多くなければ、いい土とはいえません。
 腐植とは、植物の遺体は微生物によって分解されますが、植物体を構成する糖、でんぷん、セルロースなど炭水化物やたんぱく質は分解されるがリグニンという成分だけはなかなか分解されません。このリグニンが少しづつ分解されながら他のアミノ酸やたんぱく質などと結合してできるのが「腐植」です。
 腐植は、保肥力や保水力を高めると共に、地力窒素の供給源となり登熟が向上します。

ケイ酸の効果
  1. 稲の体を丈夫にするケイ化細胞を作り、害虫の食害、イモチ病の侵食などの抵抗性を強めます。
  2. 土中から養分を吸い上げる維官束が太くなるので組織が丈夫になり倒伏に強くなる。
  3. 茎葉やモミガラのケイ酸含有量が高くなり干重量が高まり品質が向上する。
  4. 水分の無駄な蒸散を抑え、干害などによる葉の老化を防ぐ。
  5. 土壌の酸性を直し石灰や苦土などの副成分の効果もある。
  6. 光合成能の向上に伴い窒素の利用効果が高まり登熟が向上します。
水田への投入目安

ケイカル:10aあたり200kg施用する。
同等のケイ酸をモミガラからだと10a当り30aから採れたモミガラを散布するのが目安と考えます。
(ケイカルは、ケイ酸約30〜35パーセント含有、モミガラは10〜15%含有)
但し、ケイカルの原料として使われている鉱さいの大部分は、製鉄所の高炉鉱さいなので、微量金属などが含まれている可能性があり、現在、騒がれている「食の安全」から考えると、自分の田んぼから採れたモミガラを入れたほうが安全だと思います。

((株)七尾機工より資料提供)